くノ一の監督に就任して2年目の野田朱美監督に、前半戦を振り返っていただきました。

(映像制作:伊賀上野ケーブルテレビ株式会社)

メンタリティーが後半戦のキーになる

(前半戦を振り返って、良かった点と改善しなければいけない点は?)

野田朱美監督

そうですね。まずは、なかなか結果が出ないで、応援にたくさん来てくれてるお客さんに、すごく、まず、申し訳ない気持ちで、前半戦をジュクジュクした思いで終えたのが、本心かなというところですね。

良かった点は、勇気を持ってコンセプト、勝つためだけではなくて、本当に自分達、やってる人も見てる人も楽しくなるような、伊賀の楽しい、つないでいくっていうサッカーを前半通して、通し続けたことっていうところが、一番自分の中では良かった点です。

改善しなければいけない点は、そこの、そのサッカーを通して、こだわりを持ちながらも、最終的に勝つっていうところのメンタルだったり、勝者のメンタリティっていうのが一番ないなって実感できた前半だったので、それをこのサッカーを崩さずに、勝つためのサッカーではなく、本当にサッカーをしてるっていう実感を得ながら、勝っていくというところが、後半戦の課題になると思います。

後半戦に向けて少し中断期間があるので、選手にはもうとっくに言っているんですけど、個人個人を伸ばしてほしい。チームの戦術とか、戦術理解とかも高くなったし、戦い方、サッカーもだいぶわかるようになってきたけど、結局、最後何で負けるかというと、個人の差、何かって言ったら、ほんとちょっとしたことで、ボールを止めるとか、蹴るとか、基本的な動作だったり、球ぎわ強くいけるかとか、最後、リードしてても勝ちきれるだけのメンタリティいうところは、私では教えてあげられないこと。もう自分達が感じて、自分達の力で、それぞれの力で、成長しなければいけないところっていうのが、すごく課題として顕著に出てきたので、戦術ではなく、ここのところを、この期間で、とにかく鍛えて後半戦、それが一番のキーになると思います。

方向性は間違っていないので、見守ってもらえたら

(第10節終了後の監督会見で野田監督は次のように話されましたが……)

監督として、このサッカーでいいのか、本当にこのチームが私でいいのかっていうとこも含めて、しっかりとクラブとともに話し合う必要はあると思っています。そこは、どんな話になるかわかんないですけど、きちっと自分自身も、今の思いとか、スタイルとか、このクラブとしてチームがリーグで生き残っていくために、最善の策を取れるように、少し話したいなと思っています。

(今の気持ちに変化はあるのでしょうか?)

そうですね。今でもそれは変わっていなくて、私自身、育ってきたのが、日テレだったりベレーザだったりっていう中で、なかなか違うチームで実はやる機会がなくて、自分自身に染み付いているサッカーっていうのが、すごくこう、なんていうんですかね、凝り固まっているものがあって、独特で、そのサッカーを、この今いるこのメンバー、うちの伊賀のメンバーが、本当にその子達にあっているサッカーなのかっていうと、自分でもそれを疑問で、そこを今常に自問自答しながら、一緒に選手と一緒に作ってきてるっていうのが、前半戦だったと思うんですね。

去年からなんですけど、方向性が間違っているとは自分でも思わないし、選手も多分思ってないし、やってるサッカーも自信を持って悪いサッカーではなく、いいサッカーをしてるって、自分でも言えるし、選手もそう思ってるし。
だけど結果が出ないとなると、何かを変えるということが必要になってきて、そういうのの思いの総合的なところから、私のサッカーで本当にこの子達に勝つっていう、その成功体験を与えてあげられるのかなっていうところの疑問があるだけです。それは今もちゃんと葛藤があって、このサッカーをやるってことは、すごく、忍耐も時間もかかるっていうのがあって、もっと楽な、楽っていい方は失礼なんですけど、勝つっていうことに専念したサッカーも、選択肢はあると思うんですけど、クラブに言いたかったのは、聞きたかったのはそこです。

このクラブがどういうビジョンを持って、どういうサッカーをしたいのかいうのを聞きたくて、前半戦が終わってクラブと話して、方向性自体は皆さんも評価してくれていて、なのでもう少し見守っていただけたらなっていうのが今の気持ちです。

普段から応援してくれているサポーターの皆さん、ありがとうございます。私がここの監督になって選手に言ったのは、連動するサッカー、やってる選手も見てる人達もみんなが一緒に楽しめるサッカーっていうのをかかげて、今もそれは継続しています。結果が出ずに皆さんにご心配をおかけしたり、せっかくの応援がちょっと残念なときが多いんですけど、本当にこの夏、それをしっかりと選手と一緒に積み上げて、後半戦、みんなと一緒に喜べるように頑張っていきたいと思うんで、これからも応援よろしくお願いします。

野田朱美監督